carpediem1989のブログ

日々感じたことの備忘録

人生に『逃げる』というコマンドは必要

大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』は私の大好きなドラマの1つである。

タイトルはハンガリーの諺で、「自分の戦う場所を選べ」という意味らしい。

 


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逃げるは恥だが役に立つ。とてもいい諺だ。

日本人はもっと『逃げる』ことを当然の選択に入れていいと私は思う。

 

日本人は逃げることに批判的すぎる。それは甘えであり、最後の手段だと擦り込まれている気がしてならない。

 

私は一時期学校に行けなくなったことがある。学校にさえ着いてしまえば大丈夫なのだが、行くまでがどうしても体が動かなかった。その時の私には、自分がなぜそうなるのかもよく分からなかった。両親も心配してくれていたし、学校の先生も心配してくれて、何度も何度も相談の機会を設けてくれた。けれど、うまく理由が話せず、段々そうしてくれることが辛くなり、自分さえ我慢すればみんなを困らせないと気持ちを封じ込めて無理矢理学校に行くようになった。表面上は私は元の私に戻った。でも、ふとした瞬間に何気なく学校に通っていることが気持ち悪く感じた。そう感じる自分はおかしいと思い込み、誰にも相談できぬまま、私は学校を卒業した。

 

今振り返ってみると、女子特有のグループ行動や、学校生活の仕組み、自分が模範生として扱われることなど様々なことに嫌気が差していたのだと思う。

今でも思い返すと辛い気持ちになるが、1番辛かったのは両親に受け入れてもらえなかったことのように思う。両親は私に『逃げる』という選択を与えてくれなかった。

 

辛くて1度休んだら、ずっと行けなくなる。頑張って行こう。大丈夫。休んだら癖がつくよ。泣いてちゃ分かんないから、理由を言って。お父さんもお母さんも辛いんだよ。頑張ろう。

 

両親は優しかった。でも、私にとって2人の言葉は凶器だった。自分でも訳が分からなくて苦しくて、なのにまだ頑張れと言われる。どうしても苦しくて、嫌なことなのに、何故休んではいけないのか。勿論両親が言うことも分かるが、私が欲しかったのは『休んでもいい。逃げてもいい。家で勉強したらいい。』という言葉だった。

 

大人になるにつれ、たくさんの人に出逢い、いろんな考えの人と出会った。

『嫌なことや苦手なヒトがいたら、別に無理に付き合わなくて良い。距離を置きなさい。』『学校は別に行かなきゃいけない場所じゃないよ。』

本当に有難いことに、こう教えてくれる人にもたくさん出逢うことができ、その言葉に救われながら私はいまも生きている。

 

人生に迷うこと。嫌なものやヒトにぶち当たること。たくさんある。でも、わたしたちは『逃げていい』。

 

どうか、『逃げる』というコマンドを世間体や見栄で捨てることはせず、ずっと自分の1番近くに置いておいてあげて欲しい。

逃げるは恥だが役に立つ。みんなで逃げ回りながら笑って泣いて生きようじゃないか。